「異文化と子どもの心 言葉が話せなくなったとき」

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  京都府国際センターメールマガジン Vol.168 2017.3.16

     http://www.kpic.or.jp/

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… ≪目 次≫ ……………………………………………………

1. 「異文化と子どもの心 言葉が話せなくなったとき」

2.京都府国際センターからのお知らせ

3.府内国際活動団体からのお知らせ

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1.「異文化と子どもの心 言葉が話せなくなったとき」

    繁昌 茉音 さん(日本語教師)

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 幼い頃に異国へ行く理由のほとんどは親の都合です。

私もその一人で、小学1年生の冬から日本で生活しています。

今でこそ感謝していますが、自分を見失った頃もありました。

今回、自分の体験をもとに異文化と子どもの心について、

少し考えてみたいと思います。

 

 転校。違う環境は大変ですが、慣れれば日常になりました。

そんな日本の生活が日常となった小学5年の時、久しぶりに故郷の

中国に2週間ほど帰りました。その時、祖父母に話しかけられても、

頑なに言葉を発しない。何か日本語を話してと言われても無言で

首を振り、中国語も日本語も話せなくなったのです。

なぜなのでしょうか。

 

 5年ぶりに祖父母に会えること。故郷に帰れること。

とても楽しみにしていましたが、この年月は思ったよりも大きく、

記憶とどこか違いました。故郷が異国のようで、自分が発した言葉が

うまく伝わらないかもしれないと戸惑い、怯えていたのを覚えています。

家族と違う文化を持つことは気持ちや言葉のニュアンス、だいたい

伝わっても、すれ違うことが増えます。些細なことに傷ついたり、

怖がったりします。

その後、高校、大学へと進学し活動範囲が広くなる度、考え方や

習慣が両親とも自然に異なってきました。これはきっと日本の家族でも

多少なりとあることですが、話は通じるのに気持ちや意味が通じない時も

ありました。この壁を乗り越えるのに時間がかかった気がします。

 

 私の中には幼い頃過ごした中国の文化が今も残っています。幼心に

中国人だから、日本で育ったから、といった意見でまとめられた時が

一番傷つきました。

中学の頃までは周囲との違いにとらわれ、とても嫌で恥ずかしかったです。

ですが、友人の「違うのが羨ましい」という一言をきっかけに、

違いを楽しむことを覚えました。そして、違いがある分だけ

いろいろな見方ができ、選択肢が増えるんだと知りました。

 

 異文化とは国と国に限らず、一人一人にもあると私は考えます。

これからも一人の人として向き合い、知り合うことを大事にしていきたいです。

 

 

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2.京都府国際センターからのお知らせ

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★ 京都府国際センター設立20周年記念フォーラム ★

 

(1) 記念演奏・トーク

「尺八パフォーマンス」  ウベ・ワルター 氏

 

(2) 基調講演

「グローバル化と地域創生」

~府民主体ですすめる多文化共生のまちづくり~

講師: 浜 田 麻 里 氏 (京都教育大学教授)

 

(3) パネルディスカッション

[コーディネーター] 浜 田 麻 里 氏

[パ ネ ラ ー]

タデウシュ・アダム・オジュグ 氏

(京都府名誉友好大使、株式会社ニッポ代表)

増 田 麻美子 氏 (文化庁文化部国語課日本語教育専門職)

近 藤 徳 明 (京都府国際センター事業課長)

 

□日時: 平成29年3月25日(土) 15:00~18:00

□会場: ホテル ルビノ京都堀川 B1階 平安

     http://www.rubino.gr.jp/access/

□参加費・定員: 無料、150名

□詳細・申込: http://www.kpic.or.jp/fumin/20th/

 

 

★☆ 日本語プライベートレッスン ☆★

 

日本語ボランティアは、「日本語プライベートレッスン」の

受講希望者に1対1で日本語学習のサポートを行います。

 

□活動場所:京都府国際センターを無料でご利用いただけます。

□募集締切日:3月31日(金) 必着

□詳細:http://www.kpic.or.jp/fumin/nihongov/appli.html

 

 

★ 外国人住民のための「ビザ相談」★

 

在留資格の変更や更新などについて行政書士が相談に応じます。

 

□日時: 3月26日(日) 13:00~16:00  ※一人につき30分まで

□会場: 当センター スペースB

□無料 

□詳細・申込: http://www.kpic.or.jp/njfumin/visa.html

 

 

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3.府内国際活動団体からのお知らせ

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★外国につながりをもつ子どもたちのための

                      日本語・学習支援プロジェクト★

 

学校の授業でわからないことや、困っていることを

一緒に、ゆっくり 勉強します。  

教科書を 読んだり、わかりやすいことばで説明したり、

問題を解いたりします。

絵や動画なども使って、ていねいに教えます。

 

□日時: 第 1・3・4 土曜日 10 : 30 ~ 12 : 00

□場所: 京都府国際センター

□対象: 外国につながりをもつ 小学生・中学生・高校生

□主催: 立命館大学言語教育情報研究科 

     多文化共生をめざした日本語教育 プロジェクト

□詳細: http://www.kpic.or.jp/njfumin/kyoiku/ibasyo.html

 

 

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◆ 賛助会員入会のお願い ◆

    \\ 特典多数あり //

(一例)京都府国際センターDCゴールドカード

      年会費10,000円の免除(翌年度以降も年会費無料)

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